Fred Harvey Style(フレッド ハービー スタイル)やTourist Jewelry(ツーリストジュエリー)と呼ばれている
1900年代頃よりにアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアとして、販売されていたバングル。
こちらはFred Harvey Style中期以降の大きな特徴でもある
薄めのバンドよりも、やや厚手のもので初期-中期の作品にみられる
ボディーとなるバンド、スタンプワーク、センターにデザインされたリポウズも
オールハンドメイドで作られたもので1900 - 20年代頃の作品と判断できます。
特筆すべき点は、センターのリポウズは丸い打ち型(die stamp)を使って
複数回パンチするといった、力加減など大変難しい技法で
これらはベンチマークと呼ばれ、本物のマスターシルバースミスの証です。
また、die stampと周りを飾るスタンプワークも伝統に従ったデザインです。
Fred Harvey Styleと提携していた工房は
この後にほぼ機械化していきますので、初期の大変貴重な作品です。
またこの当時はホールマークは存在せず、STERLINGの刻印も30年代後期には
存在していたと言われておりますが、実際はSTERLINGは手に入りづらく
殆ど使われていなかったようです。
諸説ありますが、40年代後期頃より、少しずつ普及していったとされています。
以上のことを踏まえますと、Fred Harvey Styleで
NAVAJOかPUEBLOの職人が製作したと判断できます。
この辺のジュエリーはアメリカでもコレクタブルアイテムとなっており
年々見つかりにくく、また価格も高騰していっております。
ありそうでない、シルバーとスタンプ&リポウズで構成された古典的なFred Harvey Style初期バングル。
シンプルですが、オーラあります。
この感じがお好きな方、是非。
SIZE: One Size Fits All (内周サイドからサイド12.9cm/開口部4cm、
正面最大値1.9cm)
サイズ調整ができます
(目安として手首周囲14cm〜20cmぐらいまでの方にフィット)